
会社詳細
- 会社名
株式会社ベストビジネスグループ
- 事業開始
2019年7月
- 事業内容
オフィス環境・Web・通信を統合的に支援するITソリューション事業
- 担当者
[管理部教育課]品川 聡 様
【経験豊富なベテラン組織が、採用本格化を機に「外部の視点」を取り入れた理由】
第一線で会社を支えてきたベテラン社員が多く在籍する、株式会社ベストビジネスグループ。業界の慣習や個人のノウハウが強みである一方、時代とともに厳しくなるコンプライアンスやガバナンスへの対応に、社内だけで意識改革を進めることに限界を感じていました。
さらに2024年からは、新卒・中途採用を本格化。異なるバックグラウンドを持つ仲間が急増する中で、これまでの身内の感覚に頼った組織運営では、いつか成長に追いつかなくなるという強い危機感があったと言います。
会社の信頼を守り、全員が安心して長く働ける環境をつくるために、なぜ今、外部の力を借りる必要があったのか。研修によって組織はどう変わったのか、担当の品川様にお話を伺いました。
現状の問題点
・従来の営業スタイルと、現代のコンプライアンス基準との乖離
ベテラン層が多く、これまでの業界慣習や個人ごとの仕事の進め方が定着していたため、変化するコンプライアンス基準を現場の力だけで浸透させることが難しかった。
・組織拡大に伴うガバナンス体制の整備
2024年からの新卒・中途採用の本格化により多様なバックグラウンドを持つ社員が増え、従来の身内の感覚だけに頼った管理体制では、組織の統制を維持することが困難になりつつあった。
実施策
・双方の立場に配慮したハラスメント・コンプライアンス講義
正論の押し付けではなく、現場の実情や世代間のギャップに配慮しつつ、全員が当事者意識を持てる「お互いを尊重するための考え方」を解説。
・第三者によるアンケート分析と組織リスクの可視化
受講後のアンケートや評価を第三者視点の客観的データとしてフィードバックし、主観を交えず組織内に潜むリスクを可視化。
導入前の課題:長年の経験に基づく営業スタイルと、組織拡大に伴うガバナンス強化の必要性
今回の研修を検討された背景や、導入前に感じていた課題感について教えてください。
品川様:弊社は、この業界で10年、長い者だと30年以上も第一線で実績を積み上げてきた、経験豊富なベテランたちが中心となって成長してきた企業です。それぞれがプロとしての誇りを持っている一方で、組織全体を見渡すと「昔ながらの業界の習慣」や「個人頼みの仕事の進め方」が根強く残っている面もありました。
これまでのやり方で結果を出してきた成功体験があるからこそ、新しいルールや時代のスタンダードに合わせていくことに対して、現場には少なからず戸惑いがありました。「効率や成果が落ちてしまうのではないか」という懸念があったのも事実です。これは単に仕組みをシステム的に変えれば済む話ではなく、メンバーのモチベーションにも関わる非常にデリケートな問題でした。
会社の上層部としても、時代に合わせたアップデートの必要性は痛感していましたが、日々の業務で手一杯になっている営業メンバーに対して、社内からの発信だけで新しい意識を浸透させ、定着させていくことには限界を感じていました。
さらに、2024年からは本格的に新卒や中途の採用をスタートし、業界未経験の新しいメンバーが急激に増えるタイミングを迎えました。多様なバックグラウンドを持つ組織へと拡大していく中で、これまでの「阿吽の呼吸」に頼った管理では、いつか組織の成長に追いつかなくなるという強い危機感がありました。組織全体が同じ高い目線を持ち、わだかまりなく変革を進めるためには、第三者機関という外部のプロの視点が不可欠だと思いました。
選定の理由:法令遵守と職場環境改善を「実務的」に支えてくれる、伴走型のサポート
数ある研修会社の中で、なぜHRマネジメントを選ばれたのでしょうか。
品川様:HRマネジメントさんは、単に法律の知識を一方的に伝える座学の研修ではなく、日頃から労務コンサルや人事制度の構築支援を行っているからこその実務的な視点に大きな魅力を感じました。ルールを守るための体制づくりと、ハラスメントのない健全な職場環境づくり。この両面から包括的に支援していただける点に魅力を感じました。
特に印象的だったのが、ご提示いただいた研修資料が「受講者用」と「講師用」で役割が分かれていたことです。学校で言う「生徒用教科書」と「先生用指導書」のように、それぞれの目線に合わせて丁寧に作り込まれており、こちらのニーズや意図を深く汲み取ってくださっていると感じました。この工夫があったおかげで、受講を促す責任者側も「どういう目的でこの教育が行われているのか」という背景や意図を正しく理解した上で、高い意識を持って研修を推進することができました。
さらに、受講して終わりではなく、その後のアンケートを通じて、組織の現状や「どこにリスクが潜んでいるか」を客観的なデータとして可視化してもらえる点も大きな決め手でした。社内だけで個別に指摘し合う形だと、どうしても感情が入ってギクシャクしてしまいますが、外部のデータをもとにフィードバックされる仕組みであれば、現場も素直に受け止めやすく、課題の共有がスムーズになると感じました。
導入・実施時の印象:それぞれの立場への深い配慮が生んだ全員が「納得できる」講義
実際の研修の様子や、講師の対応についてどのような印象を持たれましたか。
品川様:コンプライアンスやハラスメントというデリケートなテーマを扱うため、進め方が非常に重要だと考えていましたが、講師の方の配慮が本当に行き届いていたという印象です。 長年現場を支えてきたベテラン層の実情やプライドにも寄り添い、敬意を払いつつ、同時に今の時代が求めるスタンダードについて、言葉を選びながら丁寧に、かつブレずに説明してくださいました。
一般的な研修にありがちな、正論だけを一方的に押し付けるようなスタイルであれば、現場からの共感は得られにくかったと思います。しかし、今回の講義は、それぞれの世代や立場が持つ背景を汲んで進めてくださったおかげで、受講者全員が身構えることなく、真摯に耳を傾けることができていました。
特に印象的だったのは、ハラスメントにおける「優位的な立場」に関する正しい捉え方の講義です。 ともすれば、「上司が過度に気を遣いながら部下に接しなければならない」といった、一方的な関係性として誤解されがちなテーマですが、講師の方は「優位性というのは単純な職務上の上下関係だけではない。全員がお互いの立場や環境を尊重し合い、当事者意識を持つことが大切である」という点をロジカルに説いてくださいました。この本質的なお話によって社内の誤解が解け、年齢やキャリアに関わらず、お互いを尊重し合う意識が全員の中で深まりました。
導入後の効果・変化:意識改革の種まきと、社内で自発的に始まった業務運用の見直し
研修を経て、社内で変化や効果は現れましたか。
品川様:正直に申し上げれば、研修を1回実施したからといって、翌日から組織が180度ガラリと変わるような急激な変化があるわけではありません。意識の定着というのは継続的な積み重ねだと思っています。しかし、今回の研修という機会がなければ、決して生まれなかったであろう「より良く変わるためのきっかけの種」が、社内にしっかりと蒔かれたと確信しています。
実際、研修後から具体的な運用の見直しが始まっています。例えば、古い付き合いからフランクな言葉遣いや呼び方になりがちだった既存メンバーの間で、「まずは私たちが手本となり、社内での丁寧なコミュニケーション(お互いを役職や『さん』付けで呼ぶこと)を徹底していこう」という声が、管理部や責任者を中心に自発的に上がり、継続的に呼びかけられています。
また、受講した社員の側からも、情報管理やコンプライアンスに関する講義を受けて、情報の管理方法について社員から改善提案があり、閲覧権限や保管ルールの見直しを進めるきっかけになりました。
これを受けて管理部でも、重要情報の管理運用をさらに秘匿性の高い体制へと即座に移行させました。研修を通じて、社員一人ひとりの中に「より高いレベルで会社を守る」という防衛意識や正しいアンテナが立ち、組織全体のセキュリティレベルをもう一段階引き上げる自発的な改善行動につながったことは、非常に価値のある変化だと捉えています。
今後の展望:社員の「キャリア」と「会社の信頼」を守り続ける、強固な体制づくり
今後の展望や、さらに取り組んでいきたいテーマについて教えてください。
品川様:弊社には、経営陣が昔から大切にしている「社員個人のキャリアと可能性を尊重する」という強い想いがあります。今の時代、ほんの少しのコンプライアンスに対する認識の甘さが、会社全体の信用を大きく損なうだけでなく、社員がそれまで築いてきた大切なキャリアを途絶えさせてしまうリスクになり得ます。だからこそ、そうしたリスクから会社と社員を仕組みとして守ることが、管理部の最優先事項です。
私は基本的には、全員が正しい行動を選択するという「性善説」を大切にしていますが、日々の多様な業務環境のなかで、判断に迷うような隙や曖昧さを残さないことこそが重要だと考えています。
ですから、今回の研修に合わせて、普段の業務の流れや契約書の書き方も一から見直しました。例えば、お客様とご契約が成立したときには、現場任せにせず、責任者がその場ですぐに契約内容やお客様の認識にズレがないかを一緒に確認するルールを徹底しています。こうした日々の地道なチェックを積み重ねていくことこそが、現場の迷いをなくし、会社を守る一番の土台になると考えています。
HRマネジメントさんには、今後も継続的なフォローアップを期待しています。定期的なアンケートなどを通じて社内の意識の定着度合いを可視化し、その時々の組織のフェーズや社風、ベストなタイミングに合わせた最適な提案をいただきたいですね。自社の状況に合わせた適切な選択肢を示してくれる良きパートナーとして、これからも企業文化の定着まで長くお力を借りながら、共に健全な組織づくりを進めていきたいと考えています。
最後に、研修の導入を検討されている企業様へメッセージをお願いします。
品川様:歴史のある企業様はもちろん、新進気鋭の企業様であっても、時代に合わせて「変えていかなければならないこと」は常にアップデートされ続けています。これからの時代において、事業をさらに飛躍・拡大させていくためには、自社の論理だけでなく、多様な文化や思想を持ったお取引先様との連携が不可欠であり、だからこそガバナンスという基盤が何よりも重要になります。
HRマネジメントさんは、そのような現代のビジネス環境において、法令だけでなく現場で実践できる形まで落とし込んで支援してくださる会社です。

研修担当者からの一言
コンプライアンス研修において最も重要なのは、「問題を未然に防ぐこと」、つまり抑止力の向上です。
私たちは、何か問題が発生してから対応するのではなく、「何も起こさないために事前に取り組む」というお客様の高いコンプライアンス意識にお応えできるよう、研修を実施させていただきました。
研修では、法律やルールを説明するだけではなく、実際の業務においてお客様先や社内で起こり得る事例を取り上げています。また、「なぜそのような問題が起こってしまうのか」という背景や要因についても考えていただくことで、受講者一人ひとりがコンプライアンスを“自分事”として捉えられるようなカリキュラムを構成しております。
今後も、お客様のご要望や現場の実情に寄り添いながら、より実践的で効果的な研修をご提供できるよう努めてまいります!
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