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日付 2025.9.11 人事実務ノウハウ NEW

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人事が知っておくべきリスキリングとは?評価制度・キャリア設計のポイント

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リスキリング

こんにちは!HRマネジメント編集部です。

シリーズ【採用力ってぶっちゃけ何?】第5弾は「評価制度とリスキリング」をテーマにお届けします。

リスキリングとは、時代や事業環境の変化に合わせて、新たな業務や役割に対応できるよう従業員が学び直しを行うことです。

リスキリングは、世の中で注目は浴びているものの、社内で認知度が広がっていない場合が多い話題です。
しかし実は、社員一人ひとりの学び直しは 企業の競争力採用ブランディング に直結します。

今回は「リスキリングと人事評価・働き方の変化」を事例を交えて解説します!

リスキリングはなぜ必要か

生成AIの普及で、従来のスキルだけでは成果を出しにくい時代になりました。
AIが単純業務を担う一方で、人間には「企画力」「判断力」「創造性」が求められるようになっています。

さらに、Z世代・ミレニアル世代の多くは成長できる環境を重視して転職する傾向があります。
つまり、リスキリングは 社員の定着 だけでなく、採用力を高める武器 にもなっているのです。

現場で起きている変化

営業職:AIで資料作成が自動化 → 提案力や交渉力の育成が必須に。

人事職:AIで求人票や広報文が生成 → 情報の正確性や候補者体験を磨く力が重要に。

管理職:AIで数値分析可能 → データを意思決定につなげる“判断力”がカギに。

こうした変化を受け、リスキリングを「制度」として後押しする動きが広がっています。

リスキリングと評価制度の接続

従来の評価制度は「成果」や「勤続年数」が中心でした。しかし今後は次のような観点が重視されます。

☐ AIを活用した新しい働き方を実践したか
☐ 新しいスキルを学び、組織に還元できたか
☐ 他者のリスキリングを支援したか

すでに昇進条件や報酬に「学び直し」を組み込む企業も出てきています。

取り組み事例

ソフトバンク:AI・データ活用スキルの社内講座を整備、学習時間を評価に反映。

パナソニックHD:リスキリングを昇進要件に組み込み、DXスキル習得を全社的に推進。

サイバーエージェント:「社内ナレッジの共有」「勉強会開催」を評価制度の一部に組み込み、
個人の成果だけでなく、知見をチーム・組織に展開したかが昇格・賞与に反映。

いずれも「リスキリング=人材の成長」と「評価制度」を結びつけることで、採用広報にもつながっています。

AI時代の人事評価:成果とスキルをどう見極めるか

AI活用が当たり前となった今、企業が人材を評価する基準も大きく変化しています。
これまでは「経験年数」や「過去の実績」が重視されてきましたが、
これからは AIを使いこなす力学び直し(リスキリング)による適応力 が、成果を左右する重要な要素となります。

人事担当が押さえるべき3つの視点

・ AI×人事評価AIによって業務効率や成果が可視化される時代。
 これを従来の評価制度にどう組み込むかが鍵になります。

・リスキリングの評価社員が新しく身につけたスキルや資格を、
 キャリア形成や昇進・昇格にどのように反映させるか。

・“学び続ける力”の評価これからは「今できる人」よりも
 「変わり続けられる人」が組織を支える存在になります。

まとめ・チェックリスト

☐ リスキリングを評価制度に反映できているか

☐ 組織の中に「学び直しの仕組み」を設けているか

☐ 採用広報で「リスキリング支援」を打ち出せているか

HRマネジメントでは、自由な働き方、評価制度、人材確保、情報発信、人事担当などの5つの視点から、
自社の見えない魅力と課題を可視化する無料の採用力診断を提供しています。

▼診断でできること

・社風を分析し、「自社に合う人材像」を明確化
・求職者の視点で求人票を見直し、魅力的で分かりやすい内容にブラッシュアップ
・離職やミスマッチの原因を徹底的に洗い出し、その結果をもとに改善策を実施

リスキリング支援の仕組みや評価制度に抜け漏れがないか、体制を診断してみましょう。

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