こんにちは!HRマネジメント編集部です。
今回から、採用活動の根本に迫るシリーズ【採用力ってぶっちゃけ何?】の第一弾をお届けします。
採用は非常に複雑で、常に多くの壁にぶつかりますよね。しかし、物事の根本に立ち返り、改善を繰り返すことで、意外とうまくいくものです。
それでは、詳しく見ていきましょう!
採用してもすぐ辞める…その原因、「社風と合っていない」かもしれません
「応募数はあるのに、面接から先に進まない」
「せっかく内定を出しても、入社後のギャップで辞められる」
「“合う人材”がなかなか見つからない」
そんな悩みを抱えていませんか?
多くの企業が採用に課題を感じる中で、実は見落とされがちなのが“社風”と“採用要件”の不一致です。
「最近の若手は…」と、現場と人事で責任を押し付け合ってしまったり、現場が「この人ちょっと違う」と評価して、折角採用したのに配属後にうまくいかなくなってしまったり・・・
一見うまくいっているように見える採用活動でも、「本当に自社とマッチする人材を採れているのか?」を検証している企業は、まだ多くありません。
採用ミスマッチはなぜ起きる?―“なんとなくの社風”が招く誤解
「社風」は漠然とした雰囲気ではありません。
当社の「採用力診断」では、以下の5つの視点から構造的に分析します。
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①離職率の背景にある組織構造や評価制度のズレ
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②女性活躍推進の実態(制度 vs 運用)
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③パパ育休など制度の導入状況と風土の乖離
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④コンプライアンス意識の社内浸透度
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⑤風通しの良さ(意見が言える/相談できる雰囲気)
こうした構造的なズレが、「思っていた職場と違った」と感じさせ、短期離職やミスマッチ採用につながるのです。
採用は「戦術」ではなく「戦略」――その鍵は“自社理解”にある
採用活動というと、「媒体選定」や「スカウトの文面改善」といった“戦術レベルの改善”が注目されがちです。
しかし、実際に大きな改善効果を出している企業の多くは、
「自社がどういう組織で、どんな人と合うのか」という“戦略レベルの自社理解”に注力しています。
これは、いわば「採用の土台」。
この土台がズレたまま求人票や面接を行っても、いずれミスマッチが表面化してしまいます。
自社の“本当の姿”を可視化する「採用力診断」とは?
HRマネジメントでは、離職率・女性活躍・パパ育休・コンプライアンス・風通しの良さといった5つの視点から、
自社の“見えない魅力と課題”を可視化する無料の採用力診断を提供しています。
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▼診断でできること
- ・社風を分析し、「自社に合う人材像」を明確化
- ・求職者の視点で求人票を見直し、魅力的で分かりやすい内容にブラッシュアップ
- ・離職やミスマッチの原因を徹底的に洗い出し、その結果をもとに改善策を実施
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採用改善の第一歩は「言語化」から
採用に成功している企業は、自社のカルチャーや組織のあり方をはっきり言葉にしています。もし、そこが曖昧だと、どんなに優秀な人を採用してもミスマッチを避けるのは難しいです。
もちろん、良い部分だけを話せば済むという話でもありませんが、自社のカルチャーや組織の特徴をしっかり伝えることで、同じ価値観を持つ人と出会えるチャンスが確実に増えていきます。
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